いのちだいじに

 

言いたいことは自分の命を大事にする事と周りの仲のいい人に対してのありがとうの気持ちは何度でも言っとこうって言う話です。

 

気持ちの重たくなる話を書くので苦手な人は回避してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

25日の朝に起きた瞬間に大量の電話の着信履歴と何件かのLINEメッセージ

「A(親友の名前)の母です。
昨日の朝、Aは亡くなりました
今まで仲良くしてくださりありがとうございました。

 

寝ぼけてて意味が分からなくてイタズラだと思って着信履歴来てた友達に電話してみる。

 

「大丈夫!?B(俺の名前)は生きてる!?てかなんか話知ってる??」

 

「え?ちょっと俺も全然意味わからんくて、、ってか寝起きすぎて、ちょっと理解できてない冗談とかじゃないん?ありえんくない?急すぎるし」

 

「Bまでおらんくなったらどうしようかと思った。冗談やったらいいけど冗談にしてはひどすぎん?とりあえず明日飲む予定やったけど今日会えん?」

 

「あー、確かに情報の真偽分からんしとりあえず情報の正確性確かめたいね、でも午前中美容院予約してるから午後からでいい?高校の友達とかにもなんか知らんか聞いてみるわー」

 

この時は本当に訳わからなさすぎて電話してきたCとオレとAで明日飲む予定あるのに何の話なんだ?とか思いつつ本当かもしれないので高校の友達とか大学の共通の友達にAからLINEきた?みたいな直接的に聞かずに間接的に知ってそうな人を探してた。

 

髪切ってる時も全然まだ信じてなくて嘘っていう証拠を集めようと思ってた。

 

髪切り終わって友人の家に向かう途中でBの彼女からLINEの返信がきた。

「病気で亡くなりました。

お通夜は12月〜開式

葬儀は12月〜開式

式場   〜〜

住所  〜〜       」

 

この時点で嘘っていう証拠集めっていう現実逃避が出来なくなってしまった、

 

Cと合流して本当なんかな、全然信じられんのんやけど、とりあえずご飯行こ、

明日のさ、飲み会キャンセルしないといけなくなったかもね、

いや、まだ、、、、一応しとこうか、、

みたいな事言って電話する。

 

お電話ありがとうございます!〜居酒屋です!

あ、キャンセルしたいんですけど、○ニチの○時から予約してたBです。

はい承りましたー!またご利用くださいー!

 

全く信じられないことが起きてるのに他の出来事は至って日常で

夢ならさ、もっととんでもないことたくさん起きたり、、断片的な記憶になったりするのにさ、

 

ご飯食べに行く時はどうするー?

「折角やし(なにが)美味しいもんたべにいこー、、でも焼肉って感じでもないな、」

 

「寿司とかどう?魚系食べよ」

 

「いいね、いつも行ってるラーメン屋の辺りにあるところ行こうー」

 

ご飯食べ終わってこの後、どうする?ってなって

いつもはボウリングとかカラオケとかやけどあんま今騒ぐ気分じゃないよね、ってなって

「ドライブでも行く??なんかどっかいかん??」

 

「うーん、麻雀にしない?最近出来た雀荘あってさ、Bにオススメしたかったんやー、」

 

「いいよーそこにしようか、でも喪服とかある?明日お通夜とか出るんやったら用意しとかなかんよね」

 

「実家にあるから取りに行かなダメやー、じゃあちょっとだけやって実家行こうかなー、Bもついてきてくれん?」

 

「全然いいよー俺式場から実家近いし明日お通夜の前にちょっと寄ればすぐやわー」

 

麻雀やりおわって18時くらいになってCの実家に向かう。このぐらいの時には現実逃避しきれなくなってきてて俺もCもちょっと黙ると目に涙が浮かんできて

 

「てかお通夜とかのマナーとか分かっとる??全然そんなん参加せんから分からんよねー俺調べるわ!」

って言って

 

「香典に入れるお札ってピン札じゃなくて一回折らないといけないらしいよー」

 

「え?てかまず香典ってなに??」

 

「遺族に対して頑張ってねー的なお金だよ笑笑

多分、俺も全然知らんけど」

 

みたいなどうでもいい事ばっかり言ってた。

 

Cの家に着いたらCのお母さんが明るく出迎えてくれて喪服とかも用意してくれてた。

俺がいることは言ってなかったらしくてちょっと驚いてたけど邪険にせずにいいお母さんだった。

「おかえりー!え!友達もきてるのー!」

 

「あ、どうも友達のBです。すみませんついてきちゃいました」

 

「全然大丈夫だよー上がってもらう?上がってもらった方がいいかな?汚いけど大丈夫かしらー」

みたいなこと言ってたけどすごい綺麗で上品な感じだった

 

「お家にご飯ないけど晩御飯外に食べに行く?お母さんもついていっちゃおうかなー、GOTO eatの券もあるし、あ、でもBくんが嫌かな?」

 

「あ、全然大丈夫ですよ!これからもお世話になるかもしれないので一緒にいきましょう!」

 

ってことで居酒屋にいって運転手のCは飲まずに俺とCのお母さんだけお酒頂きながら食事することに、

 

食事中にそういえば俺の実家の喪服もすぐ着替えられるようにお母さんに頼んでおこうと思ってLINEしたら電話かかってきて

 

「え?会社の上司?寮の方にスーツあるならお通夜ならそれでいいよーえ?友達?本人じゃないよね?お母さん?え?本人?死因は??あ、他に行く友達いるならその子に渡しておくだけでも、」

 

みたいなこと言ってきて目の前にいるCのお母さんと比べてなんて空気の読めない奴だ、とか思ってた(普段は全然ちゃんとしてるけどおそらく酔ってたせいと楽観癖あるため)

 

楽しくご飯終わってCの家に帰って俺もそこに泊まることに

明日どうする?みたいな話してて夕方くらいに出かければいいからそれまでゆっくり寝てご飯食べて、俺今日風呂入れてないから風呂入って身を清めてから行っていい?

ちゃんと気合い入れて行かないといかんやろーみたいなこと言ってた

 

次の日2人とも思ったよりも精神的に疲れてたのか12時くらいまで本当にしっかり寝てた

 

起きたら他の大学の友人からLINEきててそいつも一緒にご飯とお風呂に行くことにそいつもAとは話したこともあるし飲みに行ったりもしてたけどコロナの時期だし家族葬ってことで香典だけ包むことにして俺とCで持ってくことにした。

 

香典書いたりしながらこんなこと24とかでやるのやばいよね、大人になったわーって言ったら

普通24とかでやらんでしょー50.60くらいまでは使わない知識勉強してるわーとか言ってた。

この頃にはCの涙腺は崩壊しかけてて車でちょっと無言になったら頬を伝うくらいには泣いてて

Cはいい奴だなーとか、俺はそこまで泣いてあげられなくて薄情な奴だなーとか思ってた。

この時は全然死についても軽く考えててドラマみたいな話だなとか悲しいけど、、なんでいえばいいんだろ、現実味が全然なかった。

でも、お通夜に行って顔見たら本当になっちゃう気がして凄く凄くいきたくなかった。

 

一旦喪服取りに行って式が始まる1時間くらい前に到着した。Aの彼女から2時間前くらいに開場したからいつでも来ても大丈夫だよーみたいな事言われてたので普通に中に入る。

 

入るまでは友達の俺よりも家族とか彼女の方が悲しいはずだから元気付ける言葉をかけてあげようとか他の悲しんでる人達の邪魔にならないようにしようって思ってた。

 

中に入って遺影見たら急に現実味が帯びてきて今まで現実逃避してたせいもあるのか本当に涙が止まらなくなって入り口の遺影が見えるくらいから動けなくなった。

 

顔みたら何にも出来なくなる、って思って地面見ながらなんとか落ち着かせてたけど顔見ちゃったら凄い色んな感情が沢山湧き出てきて、

 

本当に死んじゃったのかな、とか絶対認めたくない、とか今日一緒に飲み会いくはずだったのに、とか前飲み会した時もその前もその前も一生の友達だからお前らと月一でも一緒に飲めたらそれだけで頑張れるよって言ってたじゃん、俺とCだけ残して2人で毎月泣けって言うのか、とか、、本当に凄い色々無駄に頭使ってた

 

入り口で立ち尽くしてたらAのお母さん(優しそうな見た目が似てて初めて会ったけどすぐ分かった)に

「来てくれてありがとう、今ももう焼香も出来るし顔も見れるし、見て声かけてあげて、綺麗な顔しとるし」

って声かけてもらって人に迷惑かけたくない気持ちで遺体の前まで行って焼香した。

焼香の所まで行くと顔が見えていつも飲み会で酔い潰れた時と一緒な顔してるけど顔がちょっと凹んでて唇も締まりがなくて、ああ、本当に死んでるかもしれないって思ってしまって

 

嗚咽して何も話せなくなるくらい泣いてしまった。

遺体の横にはAのおばあちゃんがいて頭撫でて言葉かけてあげてって言ってくれて

Cが泣きながら頭撫でて言葉をかけてた

 

俺はメンタルが弱すぎてすぐに行動出来なくて、少し落ち着いてから頭を撫でたらいつもふざけてる時と違ってめっちゃ冷たくて、

当たり前なんだけど、やっぱり本当なんだ、と思って泣き崩れてしまった。

 

言葉もかけてあげられずに他の人が来て邪魔にならないように傍に移動したらAの妹さん(Aと全然似てなくて美人だった。昔妹いるって言ってたけど絶対似てたら男らしすぎる笑笑とか言ってたから親戚の人かと思った)からティッシュよかったらどうぞ」

って言われてすいませんらしき声を出して鼻噛んで立てるようになってから車に行ってティッシュ大量にポッケに入れて車の中で泣いてた

 

Cがもうすぐ始まるよって教えに来てくれて後ろの方に座ってたらお坊さんが入ってきてお通夜が始まった。

 

お通夜って2時間もないくらいの時間しかないくせに本当に凄い長い時間を過ごしたみたいな感覚があって凄い色々考える。

 

AもCも似ててみんなに優しくて人に迷惑かけるのが凄い嫌でその為なら自分が苦労すればいいじゃんって考えのくせに苦労したら凄い思い悩むやつだった。

みんなのこと笑わせて陰で辛いって言ってて酒飲みながら3人で慰め合っててズボラで変な所几帳面で自分の事はあんまり考えてないくせに人のことばっか考えてた。

 

なんでお前が先に死ぬんだよ、俺の後に死ねよ、てか死ぬなら先に俺を殺せよとかアホみたいなこともちょっと考えてた

 

あの世があるなら月一が60年に一度とかになっちゃったなとか、あの世で幸せに暮らせるかなとかいい酒用意してくれないかなとか前の月に最後に言ってたまたなが随分長いまたなになっちゃったな、

 

Aのお父さんは凄いAに似ててAが年取ったらあんな感じなんだろうな、あの歳になるまでずっと一緒に毎月酒飲みながらアホなしょうもないこと言い合って、たまにみんなで悩み相談して泣いて、頑張ろうってなるはずだったのにな、、

 

てか顔見れねえよ顔見たらアホほど涙出てきてサウナより身体の水分無くなるんですけど、てか涙出すぎて両目のコンタクト外れたわ、返してくれん?

なあ、今なら全然間に合うから生き返ってくれよ、

てか死んでんじゃねーよ、誰に許可取って死んでるんや、俺の許可取ってないやろ、勝手に死ぬなよ

 

 

とか思ってたらお通夜が終わってた。

他にもいろいろ考えてたけど、本当に夢のような時間で頭も痛いし早く夢から覚めてくれって感じだった。

 

Aの彼女とちょっと話してて、前の誕生日祝って貰えんかったの気にしててLINEのアイコン変えたんやよ、とか言ってて

「前の飲み会の時に来年は3人でお祝いしようねって言ってたのに、、」って言った(言葉になってなくて5回くらい聞き返された)

 

「明日、棺の中に思い出の品とかあったら持ってきて、ぬいぐるみとか、手紙とか」

「ちょっと思い出の品ぱっと思い浮かばないけど何か持ってくるわー」って言って別れた。

俺も祝ってもらってねえよ!!!てか一回Aのことは祝ったことあるけど俺一回もないやん!!とか思ったけど(結構後でおもった)

 

お通夜終わってみんな帰ってから俺もCも一旦帰ることに、

泣き崩れてたせいでAのお母さんに

「帰りの運転で事故らんように気を付けてね、2人までなんかあったらそれこそAも気にしてしまうから」

とか言われて申し訳なさすぎた

 

Aの家族は多分Aに似てて辛いのに自分のことより人の事を思いやってるいい人でした。

お父さんは弔辞読む時泣きすぎて全然読めてなくて悲しい感伝わってきて親不孝な奴めって思ってた。

 

帰る時にご飯食べて帰ろーってなってラーメン屋寄って帰ろうと思ったけどもうやってなくて、中華料理屋さんによってボロ泣きしてから帰った。

 

帰ってから酒飲んでたら

Cに明日朝からなんやし酒飲みすぎたらあかんよ

とか正論言われて悲しみながら結局飲んで寝た。てか飲まんと寝れるわけない

 

次の日の朝スーパーで手紙と封筒買って各々書いてた。本当はいつも飲み会してたから最近飲んだお酒とかいつも飲んでるビールとか入れようかと思ったけど入れていいか分からなくてやめた。

俺は現実逃避マックスで有馬記念に適当に一万ぶっ込んで負けた。

 

手紙書くときってさ、いつも感謝してることとか書いたらいいのかもしれないけどさ、それ書いちゃうとさ本当にお別れって感じがして、

あの世でやってほしいこととか、お墓参り絶対行くからちゃんと誕生日の時はお墓のところか彼女のところにいろよとか、書いてまた本当に死んだんだって思って泣いた。

 

Cも書くとき泣いてて、書き終わって涙拭ってちょっとしてから空元気だして終わったーー!とか大きい声出してた。

 

手紙も書いたし行くかーってなって運転してたけどやっぱり行きたくないなー、生き返るんならさ、身体燃やしてしまったら本当に死んでしまって無理になるから燃やさんで置いておいてくれんかなーって思った。

Cは焼いても心は生きてるって言ってて元気付けてくれてるんやなって思ってた。

 

葬式は葬式で引導を渡すってやつでもう一回お経を読むらしい。

お通夜の時点でバカほど泣いたからもうちょっとは耐性出来てるやろって思ったけどやっぱり無理だった。無理ゲー、あれ泣かんやつメンタル強すぎ

 

葬式でお経終わってお花とか入れて火葬場に送る時に棺を霊柩車まで持ってくんだけど親戚はみんな祖父とおっさんばっかで若い奴は大体友達だったから友達でも棺持っていいよって言われたので棺運んだ。

 

結構重くて、昔おばあちゃんが死んだ時は痩せ細って凄い軽かったからこんだけ重かったらさ、やっぱり生きてるんじゃない?って思った。いや、死んでるんだけど、ほんの少しでも認めなくていいなら認めたくなかった。

 

葬儀場の人に火葬場の場所聞いて、友人は中に入れずに外で待ってるだけって言われてたけど外で待つだけでもって思って火葬場に行った。

 

行ったら若い人なんだから友達も入ればいいよって言われて中に入れて最後に焼香して顔を見ることが出来た。

 

火葬する所に棺を入れる時に凄い号泣してる人もいたけどその時まで来たらもう覚悟はある程度出来てて涙は目に浮かぶ程度で済んだ。

 

完全に骨になるまで待ってる間にAの彼女と昔の写真見せあったりAの親戚のお兄さんに大学の時のAがどんな感じだったか話してた。

親戚同士ではきっちりして真面目な感じだったらしい。ふざけてる時の動画とか見せてあげたら凄く喜んでた。お通夜の時も葬儀の時も親戚の中で一番泣いてて仲良かったんだろうなって思った。

 

お父さんとも話したかったけどやっぱり顔が似てて顔を見るだけで泣いてしまったから避けてた。

 

お骨拾いまで参加させてもらってAのお母さんにAの彼女経由でお墓の場所とか教えてもらう約束をして帰った。

 

本当に喪失感が凄くて正直しばらくは色々とやる気が出ないだろうなーってCと2人で話してた。

 

晩御飯まで2人でダラダラしてて晩御飯食べながら俺らの持ってる写真Aの彼女に送ってあげようってなって送ったらAの彼女からも写真送られてきて、どの写真見てもめっちゃいい笑顔してて泣きそうになったので帰れなくなる前に帰宅した。

 

んで、気持ちの整理が出来なさすぎて拙筆ですけどひたすら書いた。

 

いつも一緒にいる人って気を使わない関係性である事が多くて気を使わない=雑な扱いになっちゃうこともあるから普段から写真とか動画とかちゃんと取って思い出残したり、少しでも悔いが残らないように行動した方がいいと思った。

 

人間って本当に儚くてお爺ちゃんお婆ちゃんまで生きていける人って幸せで当たり前がみんなに当然に来るわけじゃないから自分の大切な人だけでもちゃんと大切にしてあげてほしい。

 

あと誰か死ぬほど悲しい時の解決方法教えてください。

 

いのちだいじに